今回ご紹介するアイソレーション。コツをつかむまでは難しく頭を悩ませていませんか?アイソレーションが上手い子も、今挑戦している子もかなり苦戦しているのではないでしょうか。
HIPHOPだけではなく、アイソレーションはダンス全般で必要不可欠な動きです。基礎に分類されますが、初心者には最初にぶつかる壁となります。さらにダンスではとくに重要とされており、プロダンサーになっても練習で取り入れるほど重要な動きです。
アイソレーションとは?
アイソレーションとは「分離」や「独立」などの意味を持ち、体の各部分を独立させて別々に動かすトレーニングのこと
アイソレーションは大きく分けて、首、肩、胸、腰の4つに分類されます。日常生活ではあまり使わない動きとなり、体を独立させて動かすことが必要です。
つまり、今回紹介する首のアイソレーションでは首だけを動かすことになります。
そしてアイソレーションをする際によくある失敗は、うまくなろうという気持ちが先行し力が入ってしまうことです。力が入ってしまうと筋肉が硬くなり、可動域が狭くなって思うように動かなくなります。
力まずリラックスして挑戦してみましょう!
スペースを取らずに練習ができるので、時間があったらなるべく取り組んでください。
今回は首のアイソレーションの、注意点からうまくなるためのポイント4つをご紹介いたします。
※鏡で自分の動きをチェックし、動画を順番に確認しながら練習をしてください
アイソレーションの注意点とは?
首のアイソレーションでは、左右のスライドする動きで注意点が3つあります。現在も間違った動きをしている可能性がありますので、鏡を見て注意しながら練習をしてみましょう。
首だけを動かすという点がポイントです。
・首が倒れてしまう
・首を横にむけてしまう
・肩が上がってしまっている
【POINT1】首を左右に動かしてみよう
アイソレーションのPOINT1として、はじめに首を左右に動かしてみましょう!このとき注意をしていただきたいことは、さきほどお伝えした注意点3つに気をつけながら練習してみてください。
- 首が倒れてしまう
- 首を横にむけてしまう
- 肩が上がってしまっている
鏡でアイソレーションの動きをチェックしながら取り組んでください。また鏡のない場合などは、保護者やダンス仲間と練習するのもGoodです!
【POINT2】首を前後に動かしてみよう
アイソレーションで首を左右に動かすことに慣れてきたら、次は前後に動かします。首を前後に動かすときの注意点は、肩が前後に動いたり、猫背になることが多くあります。こちらも鏡や保護者などにチェックしてもらいながら挑戦してみましょう!
アイソレーションの左右の動きでコツを掴んでいる子は、前後の動きは難しいと感じることはなく挑戦できるのではないでしょうか。この時点で最初よりは、アイソレーションが上手くなっていると思うので、めげずにがんばりましょう!
【POINT3】首を前後左右に動かしてみよう
次は、POINT1とPOINT2をあわせて、首を前後左右に動かしてみましょう!この時点でかなり、アイソレーションの動きに近くなってきているはずです。
ここでもう一度注意していただきたいのが、アイソレーションにおける注意点3つです。
- 首が倒れてしまう
- 首を横にむけてしまう
- 肩が上がってしまっている
気を抜いてしまうと、アイソレーションが上手くなってきたのに振り出しに戻ってしまいます。ここまでできれば、あとは前後左右に動かしていたのをつなげる練習になります。
【POINT4】前後左右の動きをつなげてみよう
ついに最後のPOINTまで進むことができました!ここでは、首を前後左右に動かしていたものをつなげます。点と点をつなげることにより、首で円を描く動きへと変わります。
そしてこれがいわゆる首のアイソレーションです!最初に比べるとスムーズに動くようになり、一般的なアイソレーションに近づいているのではないでしょうか?KO-HEI先生の動きと、自分の動きを照らし合わせてチェックしてみてください。
【POINT5】首だけを動かすコツ
注意点にも書きましたが、やはり、首だけを動かすのは難しいです。ここでは首だけを動かす練習方法(コツ)を紹介します。
- 両手を頭の上に持っていってバンザイのような形にする(イメージは上の写真)
- 耳をどちらかの腕につける
- 反対側の耳につける
- 徐々に両手の幅を広げて行って、可動域を増やす
首だけを動かす練習のコツは
- 顎の先端の向きがなるべく動かないようにする
- 最初は首だけを動かすというよりも首以外を動かさないように意識する
慣れてきたら、「一部分を大きく動かす意識」をもって練習すると良いと思います。
まとめ
最初はアイソレーションができるまで、とても時間がかかります。できたと思っても、体が覚えておらず忘れてしまっては後戻りです。まずアイソレーションができることを実感したら、なるべく自宅で反復練習を行ってください。回数を重ねるごとに体が覚えていくでしょう!
はじめは可動域が少なくても問題はないですが、上達すれば首の可動域にも注意しながら練習をしてみましょう!
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